医師インタビュー

げんKIDSクリニック
田中 元 先生

げんKIDSクリニック 田中 元 先生

住所 〒471-8063 豊田市瑞穂町1-15-1

電話 TEL: 0565-47-0061

今回のドクターズコラムは、豊田市瑞穂町にある「げんKIDSクリニック」の院長 田中 元 先生にインタビューいたしました。げんKIDSクリニックは今年4月にオープンした新しい小児科・アレルギー科のクリニックです。不安を抱く子どもと保護者に寄り添い日々診療にあたっている田中院長に、医療に向き合う姿勢やクリニックの特徴を伺いました。

Q1

ドクターを目指したきっかけを教えてください

私の両親はともに医師で、大阪でクリニックを開業しています。幼い頃から、そんな両親の姿を間近で見て育ち、自然と医師という職業に憧れを抱くようになりました。また、小学生の時に1歳上のいとこが白血病で亡くなったことをきっかけに、「自分が医師として助けられたら。」と強く感じ、医師の道を志す決意を固めました。

Q2

小児科を選択した理由を教えてください

小児科医である母が診療にあたる姿を見てきたことから、自然と小児科に対する憧れを抱きました。進路を考える中で他の診療科にも魅力を感じましたが、もともと小児科志望だったこと、自分の性格にも合っていると感じたこと、そして愛知医科大学での病棟実習、名古屋市立大学での初期研修の中で出会った尊敬できる先生方の存在が決め手となり、小児科を選びました。

私が目指す小児科医としての役割は、「単に薬を出す」だけの診療ではなく、生活習慣や家庭でのケアについてもしっかり説明を行い、子どもとその保護者の双方に寄り添う医療を届けたいと考えています。

Q3

この場所で開業された理由を教えてください

雇われ勤務医としての組織全体の方針を意識した診療ではなく、自分の理念に基づいた医療を患者さんに提供したいという思いから、独立開業することを決意しました。妻の実家が豊田市であるという地縁をいただいたこともあり、この地で地域に根ざした小児医療を届けたいと考え、開院に至りました。幸いなことに、広い豊田市の中でも特に山間部の方々も当院を頼りに来てくださっています。

遠方からもわざわざ訪れてくださる患者さんがいることに、大きな喜びと責任を感じるとともに、この場所で開業して本当によかったと日々実感しています。

Q4

患者さんと接する際に意識していることを教えてください

診察は「薬を出してハイ次の人」ではなく、患者さん一人一人に合わせた分かりやすく噛み砕いた説明や、丁寧なコミュニケーションを大切にしています。たとえばアトピー性皮膚炎の場合、スキンケアの方法やお風呂の温度、家庭での環境などをお伺いした上で、「どのタイミングで、どれくらい、どんなふうに塗るのか」まで具体的にご説明します。

また、私は患者さんと直接目を合わせてお話する時間を大切にしたいと考えており、電子カルテへの入力は看護師や音声入力に任せ、お話をじっくり伺える体制を整えています。子ども自身への治療はもちろんですが、保護者の方の不安を和らげることも私たち小児科医の大切な役割です。「大丈夫ですよ」と安心の声かけをしたり、「気になることがあれば、いつでもご相談ください」とお伝えするようにしています。

次回の受診時期についても目安をはっきりお伝えすることで、安心感を持って治療を続けてもらえるよう心がけています。

Q5

患者さんに多い疾患を教えてください

当院では、カゼや胃腸炎といった急性の感染症以外にも、便秘症、アトピー性皮膚炎、喘息、食物・花粉アレルギーなどの診療を多く行っています。加えて、小児科特有の症状である夜泣き、夜尿症などの治療にも力を入れています。こういった慢性疾患は、薬による治療だけでなく、生活習慣の改善やご家庭でのケアがとても大切です。

保護者の方にも分かりやすくお伝えし、無理なくご家庭での取り組みを続けていただけるよう心がけています。

Q6

クリニックの特徴を教えてください

お子さんにとって病院は「痛いことされる場所、行きたくない場所」であることが多いですが、少しでも安心して来院いただけるよう、院内環境に工夫をこらしています。待合スペースには大きなタッチパネルを設置し、退屈せずに過ごせるよう配慮しています。緩やかな傾斜のある人工芝スペースでは寝転んでリラックスでき、院内にはネズミのキャラクターも登場するなど、楽しい雰囲気づくりを心がけています。

診療後にはカプセルトイもあり、お子さんにとって通いたくなるクリニックを目指しています。

また、計40台ほどの広い駐車場を備え、通院しやすい環境を整えています。小児科で頻度の高い鼻吸引、吸入などの処置も、気軽に相談・来院していただけるように配慮しています。さらに、近隣での休診が多い水曜日も診療を行っており、かかりつけのクリニックがお休みの場合や急な症状でお困りの際には、「代打」としてもぜひご利用いただければと思います。

Q7

この新聞を読んでいる方へメッセージ

小児科では、お子さんの体だけでなく、成長やご家庭でのケアも含めて、専門的な視点から総合的に診療しています。

繰り返しお伝えしていますが、私は薬を処方するだけでは根本的な改善にはつながらないと考えています。やはり大切なのは、医療機関やご家族が一体となった日々の生活習慣やその積み重ねです。当院では、ただ薬を処方するのではなく、その意図や治療の目的、経過の見通しなども丁寧にご説明し、治療を通してそうした日常の支えとなれるよう努めています。お子さんの症状やちょっとした不安でも、どうぞ気軽にご相談ください。

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