医師インタビュー

イトウ内科クリニック
村瀬 正敏 先生

イトウ内科クリニック 村瀬 正敏 先生

住所 〒471-0875 豊田市下市場町6-1

電話 TEL: 0565-33-0505

今回のドクターズコラムは、豊田市下市場町にある「イトウ内科クリニック」の院長 村瀬 正敏先生にインタビューいたしました。糖尿病や甲状腺疾患を中心に地域の健康を支えるイトウ内科クリニック。患者さんそれぞれにとって本当に必要な医療とは何か、そして地域に対して今自分ができることは、村瀬先生が大切にしている診療への想いや地域医療に向き合う姿勢に迫ります。

Q1

ドクターになったきっかけを教えてください

私は大府市出身で、父と祖父は地元でクリニックを開業しています。ふたりが地域の人々に信頼され、仕事に励む姿を間近で見て育ちました。もともと困っている人を助けたいという気持ちが強かったこともあり、自然な流れで医師の道を選びました。

Q2

糖尿病内科を選択した理由を教えてください

私が診療科を選択する際、自身の性格も踏まえ手術等を必要とする外科的な分野よりも予防ケアに力を入れ、悪化を防ぐ管理医療を行える分野に魅力を感じていました。糖尿病のような慢性疾患は、患者さんの生活状況も考慮しながら長期的に治療を行い、患者さんとじっくり向き合い健康を支えていくことが必要です。それがこの分野の良さだと感じ、糖尿病内科を選択しました。

また、同じ内分泌領域から甲状腺疾患についても専門医として診療を行おうと決めました。

Q3

豊田市で開業した理由を教えてください

当院は2005年に伊藤純子先生が糖尿病専門クリニックとして開業しました。伊藤先生が後継するドクターを探している中で、お話をいただき2023年4月に継承という形でスタートしました。私は先ほども申し上げた通り大府市出身のため豊田市は地元ではありませんが、勤務医時代にはトヨタ記念病院やトヨタ自動車の産業医として診療を行ってきました。

その経験を活かし前院長である伊藤先生から引き継いだ患者さんも含めて豊田市の方々に貢献できると考え院長になることを決めました。また、当院は糖尿病の専門クリニックとしての体制が確立されており、勤務するスタッフも熱心に勉強している方々ばかりです。そのため、私自身も常に知識を深めなければという刺激を受けています。

さらに、他の地域に比べ豊田市内では糖尿病専門医同士の密な連携体制が整っており、相談や情報交換、定期的な会議やイベントが行える環境があります。これは私自身にとっても、患者さんにとっても非常に良い環境だと感じています。

Q4

患者さんと接する際に意識している事やクリニックの特徴を教えてください

糖尿病患者の場合、各個人の生活状況に応じて治療方法を選択していくことが大事だと考えています。また糖尿病の治療は継続して通院することが大切であるため、まず患者さんができることは何かを話し合い、できることから少しずつ治療を行っていきます。血糖値のコントロールが安定しない患者さんに対してはなぜそうなるのか、原因を探し改善点をはっきりと伝え指導を行う場合もあります。

甲状腺疾患患者の場合、症状を早く解消することや、分かりやすく説明を行うことを意識しています。当院の特徴として糖尿病看護認定看護師、日本糖尿病療養指導士、臨床検査技師、管理栄養士、健康運動指導士の資格を持つ事務員等専門性の高いスタッフが多く在籍しています。診療時には医師と患者が一対一ではなく複数の専門スタッフが一緒に診察室に入り治療方針を決める診療スタイルを取り入れています。

私が各診察室を回るようにしているため、診察をお待ちいただく間にスタッフと生活状況の話や経過について問診しています。患者さんは、医師にはうまく伝えられないが医師ではない別のスタッフには気軽に話をすることができるケースがあると思います。当院で実際にあった例では、インスリン注射による治療を行っている患者さんが血糖値のコントロールが上手くいかない場合、診察時には「特に変わった様子はない」と話していても、診察後に他のスタッフと二人になった際には「実はインスリンの注射部位が硬くなっている」と話していました。

注射部位が硬くなるとインスリンは効かなくなってしまうため、スタッフから患者さんの様子を教えてもらい治療法を変更しました。このようにスタッフ間の連携により患者さんの情報共有や治療方針の見直しができ、患者さんにとってより良い治療を行うように努めています。

Q5

受診する患者さんに多い疾患・その治療方法を教えてください

当院は糖尿病内科を標榜していますので、受診する約8割は糖尿病の患者さんです。会社の健康診断やホームページを見て来院する方や「糖尿病が心配」という理由で来院される方もいらっしゃいます。また糖尿病のみならず、甲状腺疾患の治療にも力を入れております。甲状腺機能亢進症の主な症状は、息切れ、動悸、急激な体重減少、甲状腺機能低下症の主な症状は体重増加、むくみ、気持ちが沈んでしまうことなどが挙げられます。

来院する患者さんは男性よりも女性の方が比較的多く、20〜30代の年代の方を中心に受診されています。最近では不妊治療等により甲状腺の治療が必要な方も多くいらっしゃいます。現在大きい病院で検査を行った場合はすぐに結果をお伝えすることができますが、豊田市内のクリニックでは検査をして1週間ほどかかってしまう場合が多いです。

私は患者さんのためを思うと、検査結果はすぐにお伝えできるようにした方が良いと考え、血液検査やエコー検査を行った場合は当日お伝えするようにしています。トヨタ記念病院の勤務医時代、甲状腺疾患の治療を行い症状が安定しているにもかかわらず豊田市内にはそういった患者を受け入れられるクリニックが少ないことが課題となっていました。

そういった背景があり、当院では専門性を活かし患者さんを受け入れられるクリニックとして地域に根ざしていきたいと思っています。

Q6

先生個人・クリニックとして今後取り組んでいきたいことを教えてください

今後も引き続き糖尿病の専門クリニックとして患者さんとの信頼関係をさらに深め、長期的な治療を行っていきたいと考えています。また甲状腺疾患に特化した医療機関が少ない地域なので、患者さんの受け皿としても広めていき、しっかり向き合い診療を行っていきます。

Q7

この新聞を読んでいる方へメッセージをお願いします

当院は糖尿病治療のスペシャリストとして治療を行っております。専門性の高いスタッフが多く在籍し多角的な治療やフォローができることを強みとしています。その強みを活かし、患者さんに合わせた診療を継続していきますのでぜひ受診していただければと思います。イトウ内科クリニックをよろしくお願いいたします。

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