医師インタビュー

寿光会中央病院
阿井 先生

寿光会中央病院 阿井 先生

住所 〒470-0224 みよし市三好町石畑5

電話 TEL: 0561-32-1935

今回は、医療法人寿光会「寿光会中央病院」の阿井院長・広報担当の柴本様にインタビューいたしました。 「寿光会中央病院」は昭和41年(1966)4月に開設しました。診療科目は、内科・消化器科・呼吸器科・循環器科・皮膚科・歯科を標榜しています。入院の病床数は、療養病床が120床、一般病床が53床で併せて173床です。寿光会中央病院は医療・福祉・介護の充実と向上に貢献することを使命とし、関連施設との連携を進めながら外来・入院・在宅と切れ目のないチーム医療で地域医療に貢献しています。寿光会中央病院は現在ではひかりグループとして、北海道から沖縄まで全国各地で医療・介護に取り組んでいます。

Q1

外来診療について

当院には連携医療機関である“藤田医科大学病院”の医師により、診療の協力をいただいております。循環器内科、脳神経内科、呼吸器内科より医師をご手配いただいており、外来診療・入院診療共にご活躍いただいています。

また、これらの診療科に限らず、発見が遅れることにより命にかかわる病気は数多くあります。特にこのコロナ禍においては、体の不調があっても受診を控える方も増えていると伺います。当院では外来診療の感染対策も徹底し、発熱や風邪症状のある患者様と一般の患者様の待合・診療スペースを分けております。これまで体の不調を見送られていた方も、安心して当院で専門的な診療を受けることができます。お気軽にご相談をお願いします。

Q2

健康診断について

当院では一般健診・企業健診を行っており、二次健診(健診で異常のあった方への次の検査)も実施しています。一般健診では【ワンコイン健診】という1回500円の健康診断も実施しており、【心臓コース】【肝臓コース】など計6種類のコースの中より自由に選んでいただけます。予防接種などのついでに気軽に健康診断をおこなうことも可能です。

Q3

病院の理念について

当院の理念は5つあります。職員の健康管理を徹底することを基本とし、医療レベルの向上をすることに努めていく。それができているうえで、地域貢献・連携をして患者様に親切な医療が提供でき、健全で信頼される病院を目指していくことを理念に活動しています。

グループ理念には【医療に和を。長寿から福寿へ】を掲げています。医療の「和」というのは和み(なごみ)や輪を表わしています。医療として病院だけではなく、介護施設や地域と繋がりあっていく。【長寿から福寿へ】というのは、患者さんの尊厳や想いを意識し、福のある命という意味の【福寿】を全うしてもらうという願いが込められています。今まで長生きが良しとされてきました。しかし、長く生きるのではなく、患者さんが【福寿】を全うするためにどうすべきかを考えます。この2つが当院とひかりグループの理念です。

この理念を基に、当グループでは看護部・介護部・リハビリ部が全国より集まり合同会を開催しています。その中でどのように活動をすれば患者さんとって良い医療・介護が提供できるかを検討し合っています。

Q4

院長からメッセージ

院は現理事長の先代に全国規模で拡大した9病院からなる「ひかりグループ」中核病院の1つとして地域医療に貢献を目指すものです。関連に三好老健、豊田老健、いくつかの療養施設、グループホームを有しています。 外来診療(訪問診療を含む)もしていますが、多くは入院患者主体の診療体制です。当院の医局には現在常勤医師として、私も含めて7名の医師と一名の歯科医師が在籍しており、各専門分野主体に診療に従事しています。入院の病床は53床の一般病棟(障碍者病床)と120床の療養病棟を持っています。

近年需要の増大から医療用麻薬の処方も始めるようになりましたが、一般病棟に限定しています。また人工透析用に24床を有していて、診療の大きな柱となっています。月水金クールと火木土クール、午前・午後に分かれ最大96人まで受け入れ可能です。

入院患者の多くは高齢者であり、寝たきりか認知症を合併しています。高齢とは言えない人もいますが、それらは身体障碍などの事情を抱えた方です。患者は平均余命の伸びを反映するのか長命化しています。超高齢化に伴ってか、多くの人は転院してまで延命したくないと考えるようで、むしろ苦しまずに天寿を全うしたいと考えるようです。医療者としては、末梢点滴だけでなく中心静脈栄養など様々な技術を見せたいとも思うし、厚労省も医療区分の低い人は転院を図るように仕掛けています。そこに患者や家族の死生観とのズレを生じています。

医師会などは国民皆保険の保険診療にこだわっていますが、最近の抗がん剤、その他でも高額の保険点数がつくようになってきました。患者の自費分は0割、1〜3割などバラ着いていますが、病院窓口では、料金の支払いに不公平感もあります。医療費が高額になっても医療は公平感を保てるでしょうか?高額の医療費負担に耐えられるのは、医療費支払いの不要な人に集約されてきているように感じます。医療費の高い米国あたりでは、医療の質を決めるのは医師ではなく、民間保険だといわれています。

厚労省も高い先発品ではなく、安価なジェネリック医薬品を処方するように促しています。ですが製薬会社の手前、限界もあるようです。当院も採用薬品に関して、高額なものは避けジェネリック医薬品を積極的に採用していきます。

ただ、当院も民間経営である以上、経営的な戦略も必要です。しかし、医療従事者としても心身の健康を損なうような過労は避け、自由な心を持っている事が大切なのは、日本医療機能評価機構の審査を通じて学んでいます。

Q5

今後目指していく医療について

地域に根差した医療に取り組んでいきたいです。病院と地域の隔たりをなくし、医療だけではなく、広報活動など地域を意識した活動を行なっていきたいと考えています。地域医療・地域の活性化を考え、私たちが病院の中だけではなく病院の外へ出て、地域の繋がりを作っていこうと活動しています。

わたしたちの考え方の根本には理念があり、地域の医療や活動・交流を活発に行い、地域を支えていくことで「最先端の医療機器が揃っているから」ではなく「あそこの病院なら、入院したらしっかりと診てくれるだろう」という『周りから選ばれる病院』になっていけたらと思っています。

Q6

地域の活動でされていることはなんですか?

コロナの影響でなかなか思うように活動できず、寂しく思います。これまでは地域の活動として、内部の職員に「クリーン活動(清掃活動をして地域を綺麗にする活動)」を行っていました。今後は社外の方の参加を検討しており、地域の方々との繋がりを広げ、結びつきを強くしていきたいと考えています。

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