医師インタビュー

やまだ泌尿器科クリニック
山田 健司 先生

やまだ泌尿器科クリニック 山田 健司 先生

住所 〒471-0044 豊田市新町4丁目34番1

電話 TEL: 0565-32-3101

今回は“お医者さん”と言うお仕事にフォーカスを当てて、改めてお話を伺いました。 もっと身近に相談しやすい泌尿器科クリニックを目指して 令和3年2月に豊田市新町に開業した、やまだ泌尿器科クリニックの山田健司院長にインタビューをいたしました。山田院長は、約20年、大学病院や地域の総合病院で泌尿器癌・尿路結石・排尿障害などの診療をされてきました。そして「もっと身近に相談しやすい泌尿器科クリニックがあれば」という思いで開業をされました。

Q1

医師を目指したきっかけについて教えてください。

幼い頃に小児喘息や扁桃炎などで医院や病院によくかかる子供でした。その際にお世話になった医師や看護師の雰囲気が記憶に残っていたのか、高校での進路選択の際に自然と医学部を目指した記憶があります。

Q2

豊田市で開業した理由について教えてください。

生まれは兵庫県でしたが、大学入学で名古屋へ来ました。医師となって大学で研修後、最初に赴任したのが加茂病院(現豊田厚生病院)でした。その後、愛知県各地の病院での勤務を経て、約10年ぶりに再び豊田厚生病院で勤務することになりました。そのため医者人生を一番長く過ごしたのが豊田市であったのがこの地で開業した理由です。

加茂病院時代に診療していた患者様がまだ私のことを覚えてくださっていたことが嬉しかったのも豊田市で開業することを選んだ理由になったと思います。

Q3

泌尿器科を選んだ理由について教えてください。

某医療漫画やドラマの影響もあり、漠然と手術を行う外科系の科を選択するのだろうなという思いはありました。お世話になった先輩が泌尿器科医であったため泌尿器科のカンファレンスや飲み会に参加しているうちに泌尿器科を選択していました。メジャーなものを選択しない自身の性格にも合っていたと思います。

Q4

患者様との向き合い方について教えてください。

クリニックを受診する患者様は、いろいろな病気や悩みを抱えておられます。特に泌尿器科という羞恥心を伴う診療科でもあるため、受診するだけでもかなり勇気を振り絞って受診される患者様もおられます。そのためまず病状や悩みを不安なくお話ししていただけるように、そして帰る際には受診してよかったと思っていただけるように診療を行っています。

Q5

通院される方の中で多い病気は何ですか?

やはり頻尿や失禁などの排尿障害の患者様が多いです。前立腺肥大症や過活動膀胱、中には膀胱や前立腺の悪性腫瘍や尿路結石が原因となっている患者様もみえます。

腹部エコーや尿流量測定(排尿の勢いを測定する検査)、場合によってはCT検査などを行い、それぞれの患者様にあった治療を選択しております。

Q6

ケアマネージャーや地域の方などへメッセージをお願いします。

受診への抵抗のある泌尿器科ですが、なるべく受診しやすい環境を整えるようスタッフ一同頑張っています。長年悩んできた症状が投薬で簡単に落ち着き、「こんなことならもっと早く受診すればよかった」と言って帰宅される患者様もいらっしゃいます。どうぞお気軽にご相談ください。

Q7

過活動膀胱について

トイレの回数が多い、またトイレに間に合わなかったことはありますか?

これらの症状は過活動膀胱といい排尿トラブルの一つで尿が十分たまっていなくても、膀胱が自分の意思とは関係なく勝手に収縮するという病気です。

・1日に8回以上、夜間なら1回以上トイレに行く「頻尿」

・急に尿意を催し、我慢できそうにない「尿意切迫感」

・トイレまで行けずに漏らしてしまう「切迫性尿失禁」

などの症状がこの病気の特徴です。

過活動膀胱の患者は日本で約1040万人といわれ、40歳代で増え始め高齢になるほど増加し、80歳以上では4割以上の方がいるといわれています。男女ともに同じくらいの患者数といわれています。原因は詳しく分かっていませんが、加齢や精神的ストレス、生活習慣病が関係しているとされています。また男性は前立腺肥大症、女性は出産によって膀胱、尿道、子宮を支えている骨盤底筋が弱くなってしまうのも原因といわれています。

診断については問診票において

「朝起きてから寝るまでの排尿回数」

「夜寝てから起きるまでの排尿回数」

「急に排尿したくなり、我慢が難しいと感じる頻度」

「我慢できずに尿を漏らした頻度」

をそれぞれ点数化し、一定以上の点数なら過活動膀胱の可能性ありと判定されます。

その他に尿検査、エコー検査等を行って診断をします。治療については薬での治療と膀胱訓練などの行動療法が中心となります。膀胱が勝手に縮むのを抑える抗コリン薬、膀胱を緩めて尿を溜める機能を高めるβ3作動薬が使われます。男性は前立腺肥大症が原因となっていることも多いので肥大症の検査・治療を同時に行います。「恥ずかしい」「歳だから仕方ない」と諦めてしまわずに、かかりつけの医師や泌尿器科医に相談してみましょう。

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