医師インタビュー

たいや内科クリニック
加藤 大也 先生

たいや内科クリニック 加藤 大也 先生

住所 〒471-0052 豊田市逢妻町2丁目18−4

電話 TEL: 050-3172-9573

今回のドクターズコラムは豊田市逢妻町にある「たいや内科クリニック」の院長 加藤大也先生にインタビューしました。2022年5月に開業し、糖尿病治療を中心に地域医療に尽力されているたいや内科クリニック。長期にわたる治療を見据えたサポートやケアを大切に、ポルトガル語・スペイン語の通訳対応日を設けるなど患者様に寄り添ったサービスを提供されています。

Q1

ドクターを目指したきっかけを教えてください

私の両親は薬剤師で、名古屋市で薬局を営んでいました。幼い頃から医療の現場で働いている両親の姿を見て、自分自身も将来は医療の現場で働きたいと志すようになりました。具体的に医師という職業を目指し始めたのは小学生の頃で、その頃から人の為に何か役立ちたいと強く感じ、将来は医師になって人の為に役立ちたいと思っていました。

Q2

糖尿病内科を選択した理由を教えてください

私が大学生の時に講義の一環で看護師や臨床検査技師等の様々な職種の人と交流する授業がありました。私自身は多職種の人と交流するのが好きで、その講義からいろいろな立場での考え方を学びました。その時の学生時代の経験が、現在まで診療の基本となっている、チーム医療の礎になりました。内科の中でも糖尿病内科を選んだ理由は、糖尿病の患者さんが今後増加して将来性がある事と、糖尿病は一度罹患すると継続的に治療をしていく必要があり、患者さんと共に人生を伴走し、長い間治療に関われることに、やりがいを感じていたためです。

Q3

クリニックを開院して良かった点を教えてください

当院では、専門である糖尿病専門医、甲状腺専門医及び総合内科専門医として、また経験豊富なメディカルスタッフ(糖尿病看護認定看護師1名・日本糖尿病療養指導士5名・愛知県糖尿病療養指導士5名)と共に、お一人お一人の患者さんに寄り添い、患者さん目線で、分かり易い説明、適切な治療を行い、安心と幸せを届けるように常に心がけています。

クリニックを開院して良かった事は、クリニック全体で治療の方向性を決めて、一体感を持って診療できる事が一番良い点だと思います。基幹病院とは違い、一人の患者さんに対して医師対患者さんの1対1の関係性ではなく、クリニック対患者さんという包括的な診療を提供できる点も良い点です。メディカルスタッフと共に患者さんの情報を共有し、診察だけではわからない患者さんのことをクリニック全体で共有することにより、質の高い医療を患者さんに寄り添って提供できると感じています。

Q4

豊田市で開業した理由について教えてください

私の父親の実家が豊田市で、幼少期から豊田市に来ることが多かったことで豊田に愛着を感じていました。また医師としても約17年間、豊田厚生病院で働いていました。そのため患者さんに寄り添って、豊田市の地域医療に貢献したい想いが強くなり、豊田市で開業を決断しました。開業した土地は以前に勤めていた豊田厚生病院からも近く、今まで豊田厚生病院に通っていた患者さんや地元の患者さんも多数通院して下さり、この土地で開業して良かったと感じています。

Q5

患者さんと接する際に意識していることを教えてください

診察する際に患者さんに対して優しく誠実に向き合う事を大切にしています。患者さんの多くは糖尿病に対してマイナスのイメージを持っている方が多いため、治療に対して後ろ向きの方が多いです。そのような患者さんは治療に対して少しでも前向きになってもらうために、検査項目で少しでも良くなった事や行動目標が達成した際に、些細なことでも褒めるようにしています。

もし悪くなってしまった場合でも否定的な言葉は使用せずに、患者さんに寄り添って、励ましの言葉をかけるようにしています。糖尿病は慢性的な疾患であるため治療の効果がすぐに良くなることはありません。長い期間治療を続けることで治療の効果が目に見えてくる疾患であるため、継続して当院に通院して治療を受けてもらえるように常に努めています。

Q6

高齢者の患者さんで多い疾患及び治療方法を教えてください

当院を受診する高齢者の方の多くは糖尿病とその合併症で通院する患者さんが多いです。三大合併症の腎症・網膜症・神経障害の中でも特に神経障害を発症している方が多く受診されます。神経障害は特に足の感覚神経に障害が起きやすく、足のしびれや感覚鈍磨が症状として出てきます。糖尿病は免疫力の低下するため感染症に罹患しやすく、足にけがをして菌に感染しても神経障害のせいで炎症が起きていても気付くのが遅れ、最悪の場合足に壊疽を起こし切断になることもあります。

当院では切断になる前に早期に合併症を発見し、病状が進行しないようにすることを大切にしています。神経障害以外の合併症も進行していても本人は気付くのが難しいため、メディカルスタッフと共に普段の診察から注意深く患者さんをケアしています。

Q7

先生個人・クリニックとして今後取り組んでいきたい事を教えてください

普段の診療はもちろんですが、院内で行う検査にもより力を入れていきたいと考えています。クリニックで血液検査等を行うと検体を外部の検査機関に委託をして、後日検査結果がわかるという流れが多いと思います。当院では検査の40分後には患者さんにリアルタイムに結果を伝え、その結果をもとに的確な治療を進めています。

また現在も定期的に行っている当院主催の糖尿病教室、フットケアの勉強会、地域の方や患者さんに向けた料理教室等のイベントもメディカルスタッフと共に引き続き行っていきたいと思います。

Q8

インスリンポンプについて教えてください

インスリンポンプとは、糖尿病の方の皮下にインスリンを皮下に連続的に注入することで、食事や活動による血糖値の変動をスムーズにコントロールする高度先進医療です。従来の注射方法と比べ、インスリンポンプはより柔軟で、食事のタイミングや内容に合わせた調整が容易です。

また、低血糖や高血糖のリスクを減らすのにも役立ちます。インスリンポンプは、特に1型糖尿病患者にとって、生活の質を向上させる効果的な治療法となっています。当院ではインスリンポンプを外来で導入し、県下でもとても多い約30人の患者さんが通院しています。もし興味のある方がいらっしゃれば一度当院にご相談ください。

Q9

この新聞を読んでいる方に向けてメッセージをお願いします

医療従事者にとって、患者さんとの信頼関係は何よりも大切です。それは、患者さんの病気だけでなく、その人の生活全体を支え、人生を幸せに導くための基盤となります。これからも、医師として、また一人の医療従事者として、人と人の繋がりを大切にし、関わる人すべてに安心と幸せを届けられるよう日々精進していきたいと思います。

最後に、このたび一般財団法人 日本次世代企業普及機構(ホワイト財団)より、ホワイト企業認定シルバーを認定していただきました。ホワイト財団とは、“次世代に残すべき素晴らしい企業”を発見し、ホワイト企業認定によって取り組みを評価・表彰する、国内唯一の認定制度を持つ組織です。地域の皆さまから信頼され、次世代に残すべき素晴らしいクリニックであり続けられるよう、スタッフ一同、一層の努力を重ねていきたいと思います。

これからもたいや内科クリニックをどうぞよろしくお願いします。

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