〒471-0044 豊田市新町4丁目34−2
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今回は、豊田市新町にある「豊田しんまち耳鼻咽喉科」の和田 健一院長にインタビューいたしました。 豊田しんまち耳鼻咽喉科は令和2年2月に豊田市新町で開院しました。 和田先生には前回「鼻の話」を詳しくお伺いさせていただきました。今回は2度目のインタビューとなる和田先生。医師としてのバックボーンや、豊田しんまち耳鼻咽喉科の特徴を改めてお伺いしました。
ドクターを目指したきっかけについて教えてください。
私の父親は耳鼻科医でした。
そんな医師としての父親の背中を見て育ったことが1番の理由です。今では医師は特別な仕事ではありませんが、私が幼い頃は医師という職業は尊敬されていたので、父親が誇りでしたし、自分も人の役に立つ仕事ができたらいいなと思っていたのがきっかけです。
先生が豊田市で開業された理由について教えてください。
自宅から通える距離に開業する場所を探していて、たまたまご縁があったのが理由の一つです。また、父親が過去に加茂病院(現:豊田厚生病院)で勤務しており、私が幼い頃は加茂病院の社宅に住んでいました。そこが豊田市だったというのも一つの決め手でした。
耳鼻科医を志した理由について教えてください。
研修医の頃に親はすでにリタイアしていたため、耳鼻科医にならないといけないことはありませんでした。正直な話をすると、消化器と心臓外科で悩んでいましたが、両親が喜んでくれればと思い、耳鼻科へ入局しました。
患者さんを診察する際に、大切にしている事を教えてください。
私が診療するうえで大切にしていることは、自分の家族を診ているかのように接しようと、常に気を付けています。自分自身が患者さんの立場に立ったときに「診察中にどんなことに配慮してほしいか、また、してほしくないことは何か」を常に考えています。
ドクターになって良かったと思うことについて教えてください。
患者さんに感謝された時や、自分を頼っていただいた時が医師になって良かったと思います。特に「先生のおかげで良くなった」という言葉を頂いた時は嬉しく思います。
豊田しんまち耳鼻咽喉科さんの特徴について教えてください。
勤務医時代は手術治療に力を入れていました。開業した当初もそれを武器に治療をしていこうと思っていました。当初は『手術まで行う町医者・耳鼻科』をコンセプトに、休日を利用して以前勤めていた病院や、ヘルプしてほしいという病院へ患者を送り、手術をしに行っていました。しかし開業して患者さんと触れ合う機会が多くなり、患者さんの多くが手術はしたくない事や、したくても入院する時間がないというニーズが多かった事を知り、町医者としての役割を再認識させられました。
手術に関してですが、コロナ禍の影響で件数も減っていき、最終的に無くなってしまうことが続いていました。そういった経緯もあって、昨今はどうしたらできるだけ手術をさせないように薬と処置でコントロールできるのか、そのために町医者がどこまで患者さんに協力できるのか、ということに重きを置いて診療をしています。
それを踏まえて当院の特徴としましては、患者さんの要望に対して柔軟に合わせていく医院になっていければいいかなと思っています。
診察している病気について教えてください。
一般的な耳鼻科の「耳、鼻、喉、頭頸部の癌を含む疾患(癌に関しては検査)」であったり、「20分程度の局所麻酔で行える検査や手術」を行なっています。
開院当初していなかったものといえば、アレルギー性鼻炎に対するCO2レーザーの導入や、睡眠時無呼吸検査も簡易検査ができるよう整えていきました。開院当初に導入していなかった理由は、資金面はもちろん、耳鼻科は処置や検査が非常に多い科なので、スタッフとの連携やチームワークがとても大事な科だと考えていたからです。
と言うのも、医師が1人で張り切っても何もできません。私がどれだけ「ここまで出来ます!」と言っても、医院としてのレベルが上がっていないうちは処置ができないと考えていたからです。更に スタッフの習熟度が高まっていき、できる範囲を少しずつ増やしていくことで、医療過誤を防ぐことにも繋がると考えています。今後も順次新しい医療機器を導入したいと考えており、医院として少しずつ成長していければと思っています。
鼻のお話
鼻の役割は「息をする」「においを嗅ぐ」「容姿を形成する」は言うまでもないのですが、それ以外にとても大切な役割があります。我々は酸素を肺に取り込む作業=呼吸をすることで生存しています。酸素は空気に含まれますが、空気には酸素の他、目に見えない微細なゴミやウィルスなど、体に悪さをする異物もしばしば混ざっています。
また呼吸により体に悪さをする異物を多量に取り込むと体に不調をきたすことがあります。呼吸には口呼吸と鼻呼吸がありますが、鼻呼吸を行うことで鼻毛のフィルター作用や異物の鼻粘膜刺激に伴う粘膜膨脹(鼻閉)、鼻汁やくしゃみで異物を体外へ排出させるなどの「異物に対する防衛反応」により下気道(気管~肺)を保護できるのです。
さらに寒冷刺激や乾燥も免疫力低下の一因であり、鼻呼吸をすることで冷気を鼻粘膜で温めさらに加湿もさせます。(「加温加湿」の役割)。このように鼻を介した呼吸により優しくなった空気を下気道へと運ぶことができます。口呼吸が良くないと言われるのはこのような理由もあります。
余談ですが、私はしばしばスギ・ヒノキ花粉症の患者さんに対して「花粉症シーズンは風邪にも気を付けて」とお話ししますが、「寒い季節の口呼吸は風邪をひきやすくなるよ」と翻訳していただければご納得いただけますでしょうか。このように鼻呼吸は大切であるため、たかが鼻炎、たかが鼻閉と面倒くさがらず、コロナ禍である昨今は特にしっかりと治療するのをおすすめします。
新聞を見ている方へメッセージをお願いします。
耳鼻咽喉科は「感覚器科」や「頭頸部外科」とも言われます。診察を受けていただければ分かると思うのですが、外科的な要素が強くて薬を使わずに疾患が治療できるのが強みです。ですが、処置というのは少なからず抵抗があると思います。怖かったり痛みを伴ったりすることもあるので、豊田しんまち耳鼻咽喉科では患者さんにとって処置が良いものだったとしても強要はしません。
患者さんと相談をして、患者さんの意向に沿った治療方針の選択をするように努めています。
「耳鼻咽喉科には行きたいけど、処置されるのが怖くて行けない」そんな方がいましたら当院にお越しください。患者さんの気持ちに配慮していきますので、ぜひお待ちしております!