今回は「高齢者対応住宅 ステラ南大高」の管理者 大平 直美様とサービス提供責任者 山田 亜樹様へお話を伺いました。ステラ南大高は2024年4月にオープンされた住宅で、今回の取材ではサービス付高齢者住宅との違いや、同住宅ならではの特徴をお聞きしました!
ステラ南大高の特徴を教えてください
ステラ南大高は高齢者向けの賃貸住宅として運営しています。高齢者向け賃貸住宅とは、介護を必要としない比較的に元気な方が、安心して生活できるように配慮されたバリアフリー対応の賃貸住宅です。入居を申し込まれる方は脳卒中や脳梗塞・熱中症等で一度倒れた経験をしている方や、本人や家族が高齢で一人暮らしをしていることに不安を抱えているが施設に入居するほどでもないという方が多いです。そのため現在ステラ南大高に入居している方のほとんどは要支援の方が多いです。介護保険の適用範囲内の施設と比べてステラは自由度が高いことも特徴の一つです。そうした施設では要介護度が高く免疫力の低い方が入居しているケースが多いため、外出や面会に制限を設けていることが多いですが、ステラでは外出をするのも事前の申請は不要で外出しても問題ないですし、ご家族さんは予約しなくても面会に来られても大丈夫です。介護度が低い方の入居が多いからこその利点だと考えています。
サービス付き高齢者住宅との違いを教えてください
サービス付高齢者住宅と同じように訪問介護や訪問看護等の訪問サービスを利用できることは変わりありません。基本的にステラは住宅ですのでコール対応が無い事や、日用品が不足した際はご本人さんに補充をしてもらいます。ご自身で行ってもらう部分が多いため不便に感じる方もいらっしゃるかもしれませんが、その分費用がサ高住と比べても安価で抑える事が出来ます。また、ステラでは基本的に利用者さんにはご自身の足で食堂や居室に移動してもらうようにしているため、運動機能の低下を防止する事にも繋がっています。
施設の基本情報を教えてください
居室数は108室あり、うち3室は夫婦部屋で各居室の設備はエアコンと洗面台、トイレがあります。トイレは暖房便座にしており、手すりも設置しています。また、トイレを壁で区切っていないため、においがこもらない点やトイレ内で転倒した場合でもスタッフがすぐに対応することが出来るような設計になっています。居室にはシーリングライトやカーテン、防火用のスプリンクラーもあります。カーテンはもし火事が起こった時のために、燃え広がりにくい材質のものを用意しています。どうしても高齢者の方が多く入居される建物では、火事が起きた際に走ることが難しく逃げ遅れてしまう方が多いため、少しでも火の回りを遅くするためにもカーテンはこちらで防火のものを用意しています。建物自体は4階建てで1階に浴室や洗濯室、食堂があります。建物自体の廊下が長いため利用者さんの負担軽減のためにエレベーターを3カ所に設置しており、足腰に不安を抱えている利用者さんでも快適に過ごしてもらえるようにしています。また、屋上に上がる事もできるため天気が良い日は入居者さんと一緒に洗濯物を干すこともあります。浴室は8室ありそのうち1室は機械浴が可能になっています。膝を曲げずに入浴できるリフトも設備として用意してあるため、関節が曲がりにくくなっている入居者の方でも入浴可能です。
ステラ南大高の運営理念を教えてください
運営会社の社長が常に言葉にしていることは、「地域に貢献したい」と話しています。高齢者の方の中には施設に行きたくない方や金銭面的に行けない方がいます。会社としては地域で上記のような悩みを抱えている方を一人でも救いたいという気持ちから、自由度が高く友人や家族が気軽に来られる住居として当施設を運営しています。現在入居されている方の中には九州で暮らしていた高齢者の方が金銭的に見合う施設が見付からず、紹介会社や県内で暮らしているご家族様経由でステラに相談に来られ入居に至ったケースもあります。また私自身は介護に従事してきた身として、入居者さんのADLを高めていくことも意識しています。高齢になってくるとどうしても行動の範囲が狭まり、日常生活の中で身体を動かすことが減ってしまいやすいです。その結果骨粗鬆症や寝たきりになってしまいQOLの低下に繋がってしまうと考えているため、当施設ではなるべく入居者さんには身体を動かしてもらうようにしています。
ステラ南大高で働くうえで大切にしていることを教えてください
入居者さんと接する際に大切にしている事はご本人さんの残存機能を低下させずに維持させる自立支援を意識しています。入居者さんご自身で行えることはしてもらい、行えないことはスタッフが補助をするようにしています。例えば入浴の際に身体のほとんどは洗えるが背中だけは腕が届かない方には、スタッフは背中を洗っています。身の回りの洗濯や掃除に関しても同様にできることはご自身で行ってもらい残存機能の維持を意識して行っています。利用者さんから困りごとの相談を受ける事があるのですが、そのような場合でもスタッフが代わりに解決するのではなく入居者さんの残存機能の範囲で行える解決方法の提示を行っています。そうすることでご自身の中で「自分で解決できた」という満足感と自己肯定感の上昇に繋がることで、いろんなことに挑戦するようになりQOLの上昇にもつながると考えています。
この新聞を読んでいる方へメッセージをお願いします
ステラ南大高の強みは月々にかかる費用が廉価であることと、入居後の自由度が高いことです。ご家族の方で親御さんが入居以降も「自由に外出がしたい」「家族との面会も自由に行いたい」といった悩みを抱えている方が居ましたら是非一度ご相談ください。また年金内で暮らせる場所を探している方もご検討いただきたいです。これからもステラ南大高をよろしくお願いいたします。