施設インタビュー

ツクイ・ポピルスガーデン豊田

この街の介護を支えるひと。

今回は「ツクイ・ポピルスガーデン豊田」の施設長 新藤 貴子様と、管理者 本多由梨奈様へお話をお伺いしました。2024年4月にオープンした同施設では24時間看護師が常駐し終末期の患者様を中心にケアを行っています。今回は、施設の想いや大切にしていることをお聞きしました!

Q1

ツクイポピルスガーデン豊田の特徴を教えてください

当施設はホスピスとして終末期のガンや神経変性疾患を患う方とそのご家族を主な対象とし、身体的、精神的および社会的な要因で苦痛を感じている方への心と身体の痛みを緩和することを目的とした総合的医療ケアを提供する住宅型の施設で「日々変化する心の揺らぎに寄り添ったケア」を目指しています。24時間365日看護師が常駐していることが特徴で、医療依存度の高い方も安心して入居していただける環境を整えています。

また施設の特性上、終末期の方が多く入居されるため、可能な限り入居者様・ご家族様に対して制限を設けずに過ごして頂きたいという想いがあります。24時間、人数や年齢等も制限なく、ペットの面会も可能で、お酒やたばこもお楽しみいただけます。ご入居後の気持ちに寄り添い、想いを叶えられるよう、可能な限りお手伝いをさせていただきたいと思っています。

ご家族様が仕事終わりでも面会できるため喜ばれる方が多いです。過去には終末期の方が看護師付き添いのもと花火大会に行かれたり、家族付き添いのもとパチンコに出かけられた方もいます。

Q2

施設の運営理念を教えてください

施設のコンセプトとして「最期まで自分らしく生きる、を叶えるケアを提供する」という言葉を掲げています。当施設に入居される方は終末期の方が多く、何らかの痛みや苦しみを感じています。その入居者様の痛みや苦しみを看護師や介護士が関わり、寄り添い、緩和ケアを行うことで穏やかな最期を迎えていただけるように努めています。

入居者様だけではなくご家族様にとっても「この施設に入居出来て良かった」と思っていただけるような施設づくりを目指しています。提供するサービスが良いだけではなく、生活の場としての部分もサポートしていきたいと考えています。ご自宅で介護をされているご家族の方は心身共にとても体力が必要になります。介護者が心身共に健康でないと、ご本人との関係性も良好には保てません。

そういった方が入居された際も、入居者様とご家族様の間に私たちが入り良好な関係性を維持できるように努めています。私自身も祖父の介護をしていた経験があるため、ご家族様の苦労や心情を理解し共感できます。その経験を活かし、どうしたら良い関係性を保ち続けられるのかを考え、お手伝いしています。

Q3

施設の基本情報(居室数やスタッフ数等)を教えてください

居室は1階に住宅型有料老人ホームが20室、2階は介護付有料老人ホームが29室あります。全室が個室になっており各居室はおよそ11畳の空間となっています。家具はテレビやチェスト・床頭台・冷蔵庫・エアコン等の生活に必須となる家具は備え付けで用意しています。また24時間対応の訪問看護ステーションを設置しているため、常時看護師が常駐しています。

通常の看護師の配置人数に加えスピリチュアルナース(精神的心理的苦痛等に対するケアを行うナース)も配置しており、入居者様のもとへ行き、お話を聴くことや、困り事がないか等相談役として、また、近くにいる存在として寄り添ったサービスを提供しています。

Q4

施設長として大切にしていることを教えてください

聞く事が出来る関係性だと感じています。話し合える関係性づくりのためには話し合いをした際に相手が伝えてくれたことに否定的な態度から入るのではなく、相手の意見をしっかりと受け入れたうえで話し合うようにとスタッフに伝えています。ご家族にもここで最期を迎えられて良かったと思ってもらえる事が良いケアだと考えているため、施設全体で入居者様・ご家族様にとって良いケアを提供できるように努めています。

今現在働いているスタッフは面接の際にこのような入居者様に対する想いに対して、賛同して就職してくれたことにとても感謝しています。もしも、働いていく中で施設として目指す方向性と自身の意見に相違が生まれてしまった場合は、すぐに相談してもらえるようにしています。スタッフが何かモヤモヤした状態で仕事をすることは良いケアにはならないと考えているため、気軽に話し合える関係性作りを意識しています。

Q5

入居者の方と接する際に意識していることを教えてください

当施設に入居される方の多くは終末期の方であるため、いかに入居者様が人生の最期を豊かに迎えられるかを考えたうえで、私たちに何ができるかを常に意識しています。そのために入居者様と接する際は、押し付けではなく傾聴から入り、言いづらいことも聴かせていただけるような関係性作りに努めています。自身の経験から、ご家族様がどういったケアを提供してほしいのかを意識して、丁寧かつ親切な対応を心がけています。

入居者様の意思を第一に優先したケアを心掛けているため、少し難しいと思われるようなご希望に対しても医師や多職種、ご本人、ご家族と相談し、課題を解決し、チーム全体で同じ方向を向いてケアをさせて頂きたいと考えています。例えば経口摂取困難な入居者様にチーム全体で摂食のご要望をかなえようと、食事形態や摂取状況、環境等を整えて援助させて頂くこともありました。

入居時はベッド上で生活されていましたが、経口摂取が進み現在はご自分で歩かれて生活されています。終末期だけに限らず、神経難病やがんを患っておられる方でお一人で生活が可能な方でも不安が強く、安心を求めて入居されている方もお見えになります。ご本人様とそれを取り巻く人々の幸せにつながるのであれば、お一人ずつに合ったお手伝いをこれからもさせて頂きたいと考えております。

Q6

新聞を読んでいる方にメッセージをお願いします

当施設は開所して間もないため、皆様に施設のことを知ってもらうことが大切だと思っています。ご見学やご相談を随時承っておりますので、気になった方はぜひ一度ご連絡いただけると幸いです。ホスピスとして、入居者様には出来る事を最期まで楽しんで頂き、ご家族様にも良い最期を迎えられたと感じてもらえるようなケアを提供できるように努めてまいりますので、これからもツクイポピルスガーデン豊田をよろしくお願いいたします。

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