今回は「歩行特化型デイサービス リアクラ」の責任者、渡辺様へお話をお伺いしました。リアクラは2023年6月にオープンした、新しいデイサービスです。以前までは病院の理学療法士として勤めていた渡辺様に、リアクラに対する想いや考え方についてインタビューしました。
名前の由来を教えてください。
リアクラという名前は私自身が考えた造語で、英語で人生の再獲得を意味する「rea cquisition of the life(リアクジション オブ ザ ライフ)」から付けました。デイサービスを提供していく中で、利用者さんの人生や生活を再獲得できる場所にしたいという想いをリアクラに込めています。これは私自身の考えですが、例えば脳卒中で身体に麻痺が残った方がリハビリを行ったとしても、脳卒中を起こす以前の状態に戻すことはできないと思っています。
リハビリとは現存している能力とこれから獲得する能力を上手に活用し、以前までのような身体能力を再獲得することだと考えています。
理学療法士を目指したきっかけを教えてください。
私は幼少の頃からサッカーを続けていたのですが、中学生の時に大怪我をしました。その当時はしっかりとリハビリをするようにと言われていたのですが、ある程度体が動かせられるようになったタイミングでサッカーに復帰しました。その影響で足首を動かすのに制限が残り、膝を痛めたり、外反母趾の状態が悪化してしまいました。
その当時に適切なリハビリを行わなかったことで苦労をした経験があるため、同じ経験をする人を一人でも減らしたいと思い理学療法士を目指しました。
リアクラの運営理念を教えてください。
「一人一人の生活・人生の再獲得を支援する」という言葉をコンセプトとして掲げています。当施設の運営会社は約20年前に設備業から始まった会社で、住宅介護リフォームも取り組んでいく中で1年前に介護事業にも参入しリアクラをスタートしました。運営会社の理念は「お客様の夢と信頼に全力で応え 専門家として快適な環境を提供し ご満足いただけることを基本として社会に貢献します」です。
この理念から当施設が目指していく理想としては、すべての人が楽しく快適に過ごせる世の中にしていくことだと思っています。
リアクラの特徴を教えてください。
当施設は歩行特化型のデイサービスとして運営しているため、すべての訓練内容や設備が歩行に結びついていることが特徴です。訓練内容は基本動作指導と歩行訓練の2種類を必要に応じて使い分け、その利用者さんに合わせたサービスを提供できるところが強みです。例えば歩行が困難な利用者さんがたくさん歩行訓練をしたら一時的には歩けるようになります。
しかし、歩行が困難になった原因を治さない限り原因をカバーした歩行になり、将来歩きにくくなってしまう可能性があります。そのような事態を防ぐために基本動作指導をしっかりと行い、利用者さん各々に適した歩き方を考え提供しています。設備に関しては運営会社が設備業を営んでいるので施設内の内装や外観がデイサービスらしくないことも特徴だと思います。
デイサービスや介護保険と聞くと一般の人はマイナスなイメージを持つ方が多いかなと思いますが、そのイメージを少しでも払拭できるように綺麗で清潔感のある施設作りに力を入れています。
リアクラの基本情報を教えてください。
半日型のデイサービスで定員は現在18名です。提供しているサービスは最初の20分はバイタルの測定と準備体操をします。毎月運動機能評価を利用者さんに行い評価に合わせてグループで分け、グループごとに合わせた訓練を提供します。最後の30分で歩行訓練を行い機能指向型と課題指向型を取り入れ、段階的にリハビリを進めていきます。
施設の責任者として大切にしていることを教えてください。
一番大切にしていることは利用者さんに提供するサービス内容をリアルタイムで変容していくことを重要視しています。当施設は作業療法士1名と理学療法士が3名常駐しているので、きめ細やかな対応と、サービス内容のチェックができます。1日のサービスメニューは大体決まっていますが、その日の歩き方や利用者さんと話をする中で行うメニューを変更することもあります。
その時に合わせてサービスの内容を見直し、今やるべきことは何かを常に意識しています。利用者さんと接する際は全員と積極的に会話をすることを意識しています。朝来たタイミングで話しかけ本日の体調や最近の悩み事などの日常的な会話を必ずしています。実際に朝の会話の中で痛みを訴えていた利用者さんの身体を見た際に違和感を持ち、病院に受診してもらったところ腱が断裂してしまっていたケースもありました。
会話をして体調不良や、別の身体の部位に痛みを訴えた方はサービスメニューを変更し利用者さんの安全を第一に考えています。
新聞を読んでいる方に向けてメッセージをお願いします。
私の想いとして歩行は人間としての尊厳に関わってくる部分だと思うので、利用者さんには必ず正しい歩き方をしてもらうことを1番に考えています。自身の体験からリハビリの大切さは誰よりも理解しているつもりですので、利用者さんに親身に寄り添って懇切丁寧なサービスを提供していきます。当デイサービスは建物内のみに限らず、庭先に日常生活で経験する飛び石や不整地、階段、砂利などの施設内だけではあまり体験できない場所も備えています。
もし歩行で悩みを抱えている方がいましたら、ぜひ一度リアクラに来てください!これからもリアクラをよろしくお願いします。