今回は豊田市御立町にある有料老人ホーム「サントピア豊田みたち」の施設長である福山 康一様にインタビューをお願いしました。"ご家族様とお話やご自身の趣味を大切にしてもらい、楽しく過ごしていただけるようにみんなで支えていく”という理念のもと運営を行っている事業所です。
サントピア豊田みたちさんの概要について教えてください。
サントピア豊田みたちは平成29年にショートステイから有料老人ホームに変わりました。中には訪問介護「ヘルパーステーションサントピア」が同一の建物にあります。そこから有料老人ホームのスタッフと訪問介護のスタッフで役割を分担して、皆さんの生活を支えていく事業所です。
施設の外観が鮮やかなオレンジ色という理由について教えてください。
遠くから見ても目立ち、あたたかく優しい色合いなのでオレンジ色を採用しました。
会社の理念について教えてください。
ご利用者さんにとっては、入居したことで以前と生活が変わってしまいます。それでも、一人ひとりのご利用者様が「自分がしたいこと」「今までしてきたこと」を支えていければと思っています。コロナ禍の中で家族の方に会えないと寂しいと思うので、なるべく規制を無くしてご家族様とお話をしたり、ご自身の趣味を大切にしてもらって、楽しく過ごしていただけるようにみんなで支えていくことが理念です。
入居者様の基本情報について教えてください。
3階建てで全員で29名入居できます。現在は入居されている方が25名です。
サントピア豊田みたちでは要支援だったり、要介護1だったりと比較的介護度が軽い方が多いです。また利用者さんの状態に関しては、全体的にみると認知症の方はさほど多くはありません。みなさん歩いて食事の場所まで来られたり、ご自身でお部屋のトイレに行かれたりする方もいます。半分以上の方は健康で元気に過ごされています。
スタッフは早番2名と10時からの遅番が1名、看護師2名で毎日看護師が常勤で勤務しています。そこに加えて私が常勤で毎日働いています。
訪問診療の先生が来られるのは毎週金曜日です。利用者さんは隔週で診てもらっているので、月に2回診察があります。
サントピア豊田みたちの特徴について教えてください。
基本的に「自由」というところです。今はコロナ禍もということもあり面会ができずオンラインでの面会をしている施設があります。サントピア豊田みたちでは時間は短くなりますが手指の消毒をしていただき、利用者さんと直接お話ししてもらえるようにしています。我々の想いとしては利用者さんが寂しくないようにしたいと考えています。
身近で知っている人に会うと気持ちが落ち着きますよね。家族や大切な人との結びつきを大事にしていければなと思っております。ご家族様からも面会できる事に関してありがたいという話をいただいています。
入居者様が普段行っている事について教えてください。
サントピア豊田みたちではリハビリが無いので、少しでも身体を動かす機会があれば健康のために毎朝10時からラジオ体操をしています。基本的に自由ですので、朝お声掛けをして参加されるかどうかを伺っています。またこのラジオ体操に関しては10名以上(半分くらい)の方は毎回参加されています。元気な方が多いので、訪問介護の時間と重なっていなかったら参加してくださる方もいます。
季節行事について教えてください。
夏はやっぱり一大イベントということで、外でバーベキューをしています。外に出られる方は気分を変えて外でお食事を、出られない方は涼しい室内で焼いたものを食べていただいています。一昨年は、流しそうめんを室内で行い、去年は屋台や出店のような演出を行い食事を提供しました。
施設で大切にしていることや力を入れている点について教えてください。
「報告」が大切だと考えています。私が休みの日でも何かあればすぐに報告をしてもらっていますし、その後の対応も早急にできるようにしています。何かあった時に迅速に駆けつけられるようにしています。
また事故が1番怖いので、いつもよりちょっと体調がおかしいなと思ったら早めに声を掛けていただくことや、ナースコールも「遠慮なくすぐに押してください」と毎回声掛けをしています。そして不安な方でしたら歩行できる場合でも車椅子で対応させてもらったり、なるべくご本人さんの負担にならないように努めています。
他に行っている事業について教えてください。
最初に述べた訪問介護と、別の事業で代表の西尾が介護タクシー会社をしています。介護タクシーを始めたのはどんどん事業を拡大していきたいと考えている社長が「まずは現事業にも関連する事から始めたいという」思いがありスタートさせました。
介護タクシーとは、介護が付いているので寝たきりの方や車椅子の方、酸素が必要な方、点滴の方など、普通のタクシーには乗れない方が利用するタクシーです。サントピア豊田みたちの入居者様も使われますし、他にも病院から依頼があったりもします。
私がサントピア豊田みたちに入って介護という仕事に携わらせていただいてから、沢山のケアマネージャーさんに助けてもらいました。前任者が突然退職してしまい、私もすぐに引き継ぎを受けて管理職になりました。その際に分からないことも多く、自社の職員に聞きながら仕事をしていました。そんな中で間違いがあった時に、ケアマネージャーさんから電話で「ここが間違ってるよ」と、優しくフォローしてもらえたことで大変助かりました。請求業務も行うのですが、特にミスもなくできるようになりました。沢山の方に支えられ、ご教授頂いてありがたいと思っています。利用者さんとの何気ない会話であったり、現場でも管理職としてでも働いていく中で本当にありがたい存在ですし、非常にお世話になったので感謝の気持ちでいっぱいです。
今後は介護タクシーだけでなくデイサービスや特養など、地域のみなさんに貢献して社会の助けになるような事業を展開していきたいと思っています。1つの施設だと難しいことも、複数の施設で様々なニーズに対応できるように目指していきます。今後ともよろしくお願いいたします。